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AIでホームページを作れば、制作会社はもう必要ない?

うぇぶわんこ うぇぶわんこ

AIなら数分でホームページを作れるらしいワン。もう制作会社に頼まなくてもいいんですかワン?

さとけん さとけん

ホームページの「形」を作るだけなら、AIで十分な場合もあります。ただ、相談や問い合わせにつなげるとなると、少し話が変わります。

会社名や業種を入力するだけで、ページ構成も文章も画像も用意してくれるAIサイト作成サービスが増えています。
「ここまでできるなら、制作会社はもう必要ないのでは?」と思うのは、とても自然なことです。

先に結論からお伝えすると、AIだけで十分なホームページもあります。

ただし、「作れること」と「事業に役立つこと」は同じではありません。
この記事では、地域の医院・士業事務所・中小企業が、AIと制作会社をどう使い分ければよいのかを、できるだけ専門用語を使わず、ひとつずつ整理していきます。

この記事でわかること

  • 2026年8月現時点のAIでホームページがどこまで作れるのか
  • 「サイトを作る」と「問い合わせにつなげる」の違い
  • 医院・士業・中小企業で必要な情報がどう違うのか
  • AIだけでも十分なケースと、プロへ相談した方がよいケース
  • AI時代に制作会社へ依頼する本当の意味
  • 費用を無駄にしない相談の進め方

はじめに

最近のAIサイト作成サービスは、かなり優秀です。

会社や事務所の業種、希望する雰囲気、掲載したいサービスを伝えると、トップページ、事業紹介、サービス案内、アクセス、お問い合わせなどの構成案を作り、文章や画像まで入れてくれるサービスがあります。

Wix、Webflow、Squarespace、WordPress.comなども、AIによるサイト生成機能を提供しています。サービスごとにできることは違いますが、以前なら人が何時間もかけていた「最初のたたき台」を、短時間で用意できる時代になりました。

ただ、AIが作った画面をそのまま公開すれば、地域の患者さまや相談者、お客さまに選ばれるホームページになるかというと、そこは少し別の話です。

AIでホームページは本当に作れる?

結論から言うと、AIだけでもホームページは作れます。

名刺代わりのページや、まず情報を公開することが目的なら、AIだけで十分な場合もあります。もちろん、すべての事業者が制作会社へ依頼する必要はありません。まず考えたいのは、ホームページに何をしてほしいかです。

AIが得意なのは、主に次のような作業です。

  • 必要そうなページや項目を提案する
  • 見出しや紹介文のたたき台を作る
  • 業種に合いそうなデザインを生成する
  • 写真やイラストの候補を用意する
  • 文章の言い換えや短縮をする
  • スマートフォン向けの画面を組み立てる

しかも、生成されたあとに「もっと落ち着いた色に」「取扱業務を追加して」「文章をやわらかく」と会話しながら修正できるものもあります。

AIは、何もないところから最初の案を出すのがとても得意です。白い画面を前に「何から始めればよいのか分からない」と手が止まる時間を、かなり減らしてくれます。

AIの大きな強み

AIのよさは、完成品を一発で作ることより、相談のたたき台を早く作れることにあります。ゼロから考えるより、まず60点くらいの案を見ながら「これは違う」「ここはよい」と話した方が、考えもまとまりやすくなります。

「ホームページを作る」と「事業に役立てる」は別の話

ホームページを家にたとえるなら、AIは短時間で部屋を作り、壁紙や家具まで用意してくれる優秀な大工さんです。ただ、誰が使うのか、どこへ案内したいのかまでは、AIが勝手に決めてくれるわけではありません。

ホームページも同じです。

  • 誰に見てほしいのか
  • その人は何に困り、何を不安に感じているのか
  • 最初に何を伝えれば安心してもらえるのか
  • 電話、予約、相談フォーム、問い合わせのどこへ案内するのか
  • 近隣の医院・事務所・会社との違いは何か
  • 公開後、誰がどの情報を更新するのか

ここに、ひとつだけの正解があるわけではありません。医院、士業事務所、中小企業では、訪れる人の目的も、安心や信頼につながる情報も違うからです。

AIは、入力された条件をもとに案を出してくれます。だからこそ、何を入力するのかを、事業について話しながら整理する時間が大切になります。

AIがホームページの形を作り、人が事業の目的や利用者への導線を設計する役割分担を表した図解
AIは形を作るのが得意。人は目的と判断を整理します

その事業者らしさは、AIの入力欄の外にある

たとえばAIに「地域密着の事業者の紹介文を書いてください」とお願いすると、次のような文章が出てくるかもしれません。

悪い文章ではありません。ただ、医院にも士業事務所にも会社にも当てはまります。これだけでは、「なぜここを選ぶのか」が少し見えにくいですよね。

でも、実際にお話を聞いてみると、業種ごとにこんな特徴が見つかることがあります。

  • 医院:治療をすぐ決めず、複数の選択肢を説明している
  • 士業:専門用語をそのまま使わず、相談者が判断できる言葉に置き換えている
  • 製造業:急な少量発注でも、社内工程を調整して対応している
  • 地域企業:担当者が頻繁に変わらず、相談から納品後まで同じ人が対応している

こうしたことは、現場では当たり前になっているので、自分たちでは強みだと気づいていないことも少なくありません。

自分は、制作者の役割のひとつは、格好よい言葉を作ることではなく、すでに現場にある良さを見つけて、初めて見る人にも伝わる形に整えることだと考えています。

業種によって、ホームページに求められる役割は違う

ひとことでホームページといっても、医院、士業、中小企業では、訪れる人が確認したいことも、そのあと取ってほしい行動も違います。

AIは一般的な構成を提案できます。ただ、実際のお客さまが何に迷い、どの情報があれば動きやすいのかは、事業者ごとに変わります。

業種ごとのルールや表現にも注意が必要です

AIの文章はきれいにまとまっているので、ついそのまま使いたくなります。ただ、自然に読める文章だからといって、そのまま公開してよいとは限りません。資格名、料金、実績、比較表現、効果を保証するような言い回しは、実際のサービス内容や各業種のルールと照らし合わせて確認しておきたいところです。

特に医療機関のウェブサイトは医療広告の規制対象です。厚生労働省の事例解説書では、虚偽・誇大な表現、患者さまの体験談、治療前後の写真、自由診療の費用・リスクの記載などについて具体例が示されています。士業にも独自の広告規程を設けている資格があり、中小企業も誤解を招く表示を避け、内容を裏付けられるようにしておくことが重要です。

もちろん、Web制作者が法律判断をすべて保証できるわけではありません。最終的には事業者側でも確認し、判断が難しい場合は所管機関や専門家へ相談する必要があります。

AIは文章を作れても、掲載責任までは引き受けません

AIの文章は下書きとして使い、事実・業界ルール・利用者の受け取り方を確認してから公開することが大切です。

見た目より先に「迷わず使えるか」

AIでおしゃれなサイトを作れても、それだけで十分とは限りません。地域の医院・士業・中小企業で大切なのは、見た人が迷わず必要な情報を見つけ、次の行動へ進めることです。

訪れた人が探している情報は、業種によって変わります。

  • 医院:診療時間、対応する症状、予約方法、駐車場、アクセス
  • 士業:相談できる内容、費用、相談の流れ、準備するもの、対応地域
  • 中小企業:サービス内容、実績、対応範囲、問い合わせ後の流れ、採用情報

これらがトップページのきれいな写真の下に埋もれていたり、スマートフォンでボタンが押しにくかったりすると、せっかく訪れた人が離れてしまいます。

「文字が読める」「ボタンを押せる」というのは当たり前に見えますが、年齢や利用している環境によって、使いやすさは変わります。

WCAG 2.2というウェブアクセシビリティの国際的なガイドラインでは、文字や色、キーボード操作、入力フォームなど、さまざまな利用者が情報へアクセスしやすくするための考え方がまとめられています。こうした配慮は、障害のある方だけでなく、高齢の方や、スマートフォンを急いで操作している方にとっても使いやすさにつながります。

ホームページは、きれいに表示された時点で完成ではありません。

必要な情報を迷わず見つけ、予約、相談、問い合わせ、応募まで進めて、初めて事業のための役割を果たします。

スマートフォンで医院・士業事務所・中小企業のサイトを確認し、必要な情報や問い合わせボタンの見つけやすさをチェックしている図解
完成画面ではなく、利用する人の動きまで確認します

AIだけでも十分なホームページ

次のようなケースなら、まずはAIサイト作成サービスで小さく始めてみるのもよいと思います。

  • 名刺代わりに事業内容と連絡先を掲載したい
  • 期間限定のイベントや活動紹介に使いたい
  • 掲載する情報が少なく、1ページ程度で足りる
  • 文章や写真を自分で用意できる
  • 問い合わせ獲得より、まずWeb上に正しい情報があることを優先したい
  • 試行錯誤する時間があり、自分で更新や確認ができる

ただ、独自ドメインの設定、フォームの受信確認、スマートフォン表示、ページタイトル、プライバシーポリシー、公開後の更新方法などは、公開前に一度確認しておくと安心です。

制作会社やWeb制作者へ相談した方がよいケース

一方で、次のような目的があるなら、最初からプロへ相談した方が、遠回りせずに済むことがあります。

  • 新しい患者さま、相談者、取引先からの問い合わせを増やしたい
  • 採用にもホームページを活用したい
  • 自院・自事務所・自社と競合の違いをうまく説明できない
  • 複数の診療内容、取扱業務、サービスを分かりやすく整理したい
  • 医療広告や資格業の広告規程など、掲載表現に注意が必要
  • 高齢の方を含め、幅広い人が使いやすいサイトにしたい
  • 検索やGoogleマップから見つけてもらいたい
  • 公開後も情報発信や改善を続けたい
  • 何か起きたときに相談できる相手がほしい

ひとつの目安になるのが、「ページが必要なのか」「事業に役立つホームページが必要なのか」という違いです。

まずページが必要ということであれば、AIで小さく始められます。一方で、予約、相談、問い合わせ、採用など、ホームページにきちんと仕事をしてもらいたいなら、構成や文章、導線まで考えておきたいところです。

Googleも、生成AIは調査や構成整理に役立つ一方、利用者への価値を加えずに大量のページを生成することには注意を促しています。また、AI検索を含む検索で評価されるためには、独自性があり、専門的な経験に基づく、利用者に役立つ内容が重要だと案内しています。

AIで文章を増やすことより、実際の現場で行っていることを丁寧に伝える方が、地域の医院・士業・中小企業にとっては、ずっと強い情報になります。

これからは「AIか人か」ではなく、「AIと人」

制作会社に頼むからといって、AIを使わず、すべて手作業で作る必要はありません。

自分も、情報の整理、文章のたたき台、アイデア出し、コードの確認などにAIを活用しています。AIに任せられる作業を効率化できれば、その分、事業者の方との対話や、使いやすさの確認、公開後の改善に時間を使えます。

AIが得意なことと、人が確認した方がよいことを分けると、次のようになります。

AIと人の役割分担

  • AI:構成案、文章の下書き、デザイン案、情報整理、作業の効率化
  • 人:目的の整理、強みの発見、事実確認、掲載判断、使いやすさ、優先順位、公開後の改善

20年以上Web制作に関わってきて感じるのは、制作技術が変わっても、最初に考えたいのは「何を作るか」より「なぜ作るか」だということです。目的と内容が整理できていれば、AIはとても頼れる制作パートナーになります。

参考情報

今回の記事では、2026年8月時点のAIサイト作成サービスの機能、Google検索における生成AIコンテンツの扱い、医療広告、事業者の表示、士業の広告規程、ウェブアクセシビリティについて、公式情報を中心に確認しました。

AIサービスの機能や各種ルールは今後も変わる可能性があります。掲載表現について最終的な判断が必要な場合は、各機関の最新資料を確認し、所管機関や専門家へご相談ください。

まとめ

AIでホームページを作れる時代になりました。名刺代わりのシンプルなページや、まず情報を公開したい場合なら、AIサイト作成サービスだけで十分なこともあります。無理にすべてをプロへ任せる必要はありません。

一方で、患者さまや相談者、お客さまの不安を整理し、自院・自事務所・自社の違いを伝え、予約や問い合わせ、採用につなげていくには、画面を作る以外にも考えることがあります。

大切なのは、「AIにするか、制作会社にするか」という二者択一ではなく、AIに任せる部分と、人が考えて確認する部分を分けることです。

Contact AIで作るか、制作を依頼するか。一緒に整理できます

AIで自作するのか、今のサイトを活かすのか、制作を依頼するのか。まだ決まっていなくても大丈夫です。目的やご予算を伺いながら、一緒に整理します。

KU NEL WEBLEは大阪府枚方市を拠点に、地域の医院・士業事務所・お店・中小企業のホームページ制作、リニューアル、公開後の運用、AI活用のご相談をお受けしています。

こんな相談からでも大丈夫です

  • AIサイト作成サービスで作った画面を見てほしい
  • 今のホームページを残すか、作り直すか判断したい
  • 医院・事務所・会社の強みを一緒に整理してほしい
  • スマートフォンで使いにくいところを確認してほしい
  • 業種ごとに必要な情報や表現上の注意点を整理したい
  • 制作費をかける部分と、自分でできる部分を分けたい

「まだ依頼すると決めていないのですが」という段階でも大丈夫です。作ることを急がず、まず何が必要なのかから一緒に整理していきましょう。

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